【消費者心理学】本当にお買い得?価格と支払いの心理

消費者心理学
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猫助
猫助

こんにちは、猫助です!

今日は「価格」と「支払い」に関する心理学についてお話ししましょう。
私たちが毎日何気なく行っている買い物には、実はさまざまな心理的要素が絡んでいます。

例えば、セール品を見つけたとき、あなたは本当にその商品が必要だから買うのでしょうか?
それとも「お得」という感情に引き寄せられているのでしょうか?

この記事では、その謎に迫り、消費者の心理を解明していきます。さあ、一緒に探っていきましょう!

本日は以下の本を参考にインプットしていきます。
詳しく学びたい方は以下の書籍を参考にしてください。

自分で言うのもなんですが、濃度はかなり違います、、、、

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この記事を読むと、、、
・価格が消費者の購買行動に与える影響がわかる
・価格に関わる心理学的理論が理解できる
・価格戦略の活用方法がわかる

価格とは何だろう?

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まずは「価格」の概念から探ってみましょう。

価格は単なる数字以上のものであり、私たちの購買意欲や行動に大きく影響を与えます。

その設定や認識に関する心理学を理解することは、消費者行動の深い理解に繋がります。

タダ(0円)から考える『価格』

「無料」という言葉には強力な魔力がありますよね。

例えば、スーパーで「今ならお試し無料!」という貼り紙を見ると、ついつい手を伸ばしてしまいます。

無料の魔力は、私たちのリスク回避の心理と関係しています。無料であれば失うものがないため、試してみる価値があると感じるのです。

無料の提供はマーケティング戦略として非常に効果的です。例えば、ソフトウェアの無料トライアル期間や、サブスクリプションサービスの初月無料キャンペーンなどが挙げられます。これらは、消費者にとって「損失のリスクがない」という安心感を与え、試してみようという気持ちを引き出します。

あなたも一度は「無料」に惹かれて試してみたことがあるのではないでしょうか?

価格-品質関係の推定と影響

次に、「価格=品質」というバイアスについて考えてみましょう。

私たちは一般的に、価格が高い商品は品質も高いと考えがちです。例えば、高級ブランドの商品が高価格であることは、そのブランドの価値やステータスを示すものとして認識されます。

逆に、安価な商品はしばしば低品質とみなされることがあります。どうですか?あなたも高いものは良いものと思い込んでいませんか?

しかし、実際には価格と品質が必ずしも一致するわけではありません。この認識は、消費者の購買意思決定に大きな影響を与えます。

これからは、価格だけでなく実際の品質もよく見極めて選びたいものですね。

価格推定の相対性

価格の高低は他の商品と比較して相対的に判断されます。

同じ商品でも、その場の状況や他の商品の価格によって感じ方が変わります。例えば、高級レストランで提供されるワインの価格は、他のメニューの価格と比較して相対的に判断されます。

この相対的な価格推定が、私たちの購買意欲に影響を与えるのです。

例えば、2つの異なる価格帯の商品を並べて表示することで、消費者は高価格の商品が「お得」であると感じることができます。

これは、消費者が価格を比較する際の基準(アンカー)が設定されるためです。あなたもついついお得に感じて買ってしまったことはありませんか?

価格評価の曖昧さの背後にある心理的メカニズム

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価格評価が曖昧になるのは、私たちの心の中で多くの心理的メカニズムが働いているからです。これらのメカニズムを理解することで、消費者の行動を予測しやすくなります。

参照点のフレーミング効果

参照点のフレーミング効果とは、価格を評価する際の基準となる価格が消費者の判断に影響を与える現象です。

例えば、セール前の価格が参照点となり、割引後の価格がどれだけお得かを感じさせる効果があります。
この効果により、消費者は実際にはそれほど大きな割引でなくても、大きな価値を感じることがあります。

フレーミング効果は、広告やマーケティングにおいても頻繁に利用されます。
例えば、「通常価格10,000円が今なら50%オフの5,000円!」という表示は、消費者にとって非常に魅力的に映ります。これは、元の価格が参照点となり、割引後の価格が相対的にお得に感じられるためです。

どうですか?こんなセールに心惹かれたことはありませんか?

プロスペクト理論

プロスペクト理論では、人は利益よりも損失を強く感じることが説明されています。

つまり、得る利益よりも失う損失の方が心理的に大きく影響するため、割引やセールが効果的に働くのです。この理論は、消費者のリスク回避行動を説明するために広く用いられています。

例えば、「限定セール!在庫限り!」という広告文句は、消費者に「今買わなければ損をする」という感覚を与えます。
この損失回避の心理により、消費者は急いで購入を決意することがあります。

プロスペクト理論は、価格戦略や販売戦略を考える上で非常に有用です。あなたも「今買わないと損!」と感じて衝動買いしたことはありませんか?

アンカリングと価格判断

アンカリング効果とは、最初に提示された価格がその後の判断に強く影響する現象です。
例えば、初めに高い価格を見せられると、その後の価格が安く感じられることがあります。

この効果を利用して、消費者にお得感を与えることができます。

アンカリングは、特に高価格帯の商品を販売する際に効果的です。例えば、家電製品の展示会で、最新の高機能モデルを最初に紹介し、その後に標準モデルを紹介することで、標準モデルがよりお得に感じられるようになります。

このように、アンカリング効果を利用することで、消費者の購買意欲を高めることができます。あなたも展示会などで高価格の商品を見た後に安く感じたことはありませんか?

心理的支払い

紙カードタグ4枚

次に、支払いの心理的側面について考えてみましょう。支払いには、物理的な金銭のやり取りだけでなく、心理的な側面も大きく関わっています。これらの心理的要素を理解することで、消費者の支払い行動をより深く理解することができます。

心理的財布

心理的財布とは、心の中で予算を分けることで支出を管理する方法です。
例えば、食費、娯楽費、貯金など、カテゴリーごとに予算を設定し、それを守ることで無駄遣いを防ぐことができます。

この概念は、消費者がどのようにお金を使うかを理解する上で非常に重要です。

心理的財布は、消費者の支出行動に大きな影響を与えます。
例えば、特定のカテゴリーに予算を割り当てることで、そのカテゴリー内での支出が抑制されることがあります。

同様に、特定のカテゴリーに対する予算が増えると、そのカテゴリー内での支出も増える傾向があります。このように、心理的財布の概念を理解することで、消費者の支出パターンを予測することができます。

メンタル・アカウンティングとサンクコスト

人はお金を異なる「アカウント」に分けて管理します。

これはメンタル・アカウンティングと呼ばれ、過去にかかった費用(サンクコスト)が意思決定に影響を与えることがあります。
例えば、すでにお金をかけたプロジェクトを続けるために、さらにお金を使い続けることがあります。

この考え方は、よく「損切りできない」といった状況で見られます。
例えば、あなたが映画のチケットを購入して映画を見始めたものの、内容が全く面白くないと感じたとします。
それでも「せっかくお金を払ったから」と言って最後まで見ることありませんか?これがサンクコストの影響です。

メンタル・アカウンティングは、消費者の意思決定において重要な役割を果たします。
例えば、旅行に使う予算と日常の食費を別々に管理することで、旅行中の支出が日常の支出に影響を与えないようにすることができます。
同様に、すでに支出したお金(サンクコスト)が意思決定に影響を与えることもあります。
高額なチケットを購入したイベントに参加するために、他の計画を変更することがよくある例です。

電子決済と心理的財布

電子決済の普及に伴い、支払いの心理的な痛みが軽減されることが研究で示されています。

物理的な現金を手渡す行為は心理的に「支出した」という実感を伴いますが、クレジットカードや電子マネーを利用する場合、その実感が薄れます。

そのため、消費者は実際にどれだけのお金を使ったかを把握しづらくなります。
例えば、クレジットカードでの支払いは、支払いの瞬間にお金が手元から離れるという感覚がありません。
そのため、消費者は現金を使うよりも多くの金額を消費する傾向があります。

電子決済の簡便さは、消費者が計画的でない支出をする動機を高めることがあります。
スマートフォンをかざすだけで支払いが完了する利便性は、支払いの行為自体を簡単にし、購買意欲を高めます。
このため、電子決済の利用者は、現金のみを使用する消費者に比べて、より多くの金額を消費する傾向があるのです。

まとめ

価格と支払いに関する心理学は、消費者の行動を理解する上で非常に重要です。

価格の評価や支払い方法の選択には、さまざまな心理的メカニズムが影響しています。
価格のフレーミング効果、プロスペクト理論、アンカリング効果などを理解することで、より効果的な価格戦略やマーケティング戦略を立てることができます。

また、電子決済が心理的財布に与える影響を考慮することで、消費者の支出行動を予測し、管理する方法を見つけることができます。

よくある質問

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Q1. プロスペクト理論とは何ですか?

プロスペクト理論は、人が利益よりも損失を強く感じることを説明する理論です。この理論によると、損失回避のために価格の変動が意思決定に大きな影響を与えます。例えば、割引が適用されると、その損失を避けるために購入を決意しやすくなります。

Q2. アンカリング効果とは何ですか?

アンカリング効果は、初めに提示された情報がその後の判断に強く影響する現象です。価格設定において、最初に高い価格を見せられると、その後の価格が安く感じられます。この効果を利用して、消費者にお得感を与えることができます。

Q3. 電子決済は支出行動にどのように影響しますか?

電子決済は、現金のやり取りとは異なり、支払いの痛みを軽減します。そのため、支出が増える傾向があります。電子決済の利便性が高いことで、消費者は計画的でない支出をする動機が高まり、結果的により多くの金額を消費することになります。

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